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組織開発・人材開発・人事コンサルティング支援などを専門とする、上林周平氏の著書『部下の心を動かすリーダーがやっていること』(アスコム)から、抜粋・再編集して特別公開します。今回は、部下との相互理解を深めるための「1on1」のコツを紹介します。「最近どう?」といった当たり障りのない対話ではなく、部下の価値観を深堀りするコミュニケーション術とは?
「1on1」と「ただの雑談」の
決定的な違いとは?
部下との相互理解を深める上で、有効なのが「1on1」です。
日本でもここ数年で一般化してきたこの取り組みを、リーダーとメンバーの関係性を深める時間として設計します。特にまだ関係性が浅い部下、転入してきたばかりのメンバー、新卒社員などとは、初期段階で1on1の機会をできるだけ多く設けていきましょう。
1on1はここ数年で一般化しましたが、「何を話せばいいのかわからない」「毎回、近況報告などの雑談で終わってしまう」という声は今も多く聞こえてきます。その理由の一つが、1on1の“目的”を誤解したまま進めてしまっていることにあります。
1on1の本質的な目的は、信頼を土台に「その人の内側に触れる対話」へ少しずつ踏み込んでいくことにあります。
もちろん、最初から重いテーマを切り出す必要はありません。
特に関係性が浅い段階では、簡単なアイスブレイクや近況の共有は大切です。緊張がほぐれ、「ここでは安心して話せる」という空気ができてこそ、本音の対話が生まれるからです。ただし、ここで終わってしまうと1on1は単なる雑談になってしまいます。







