「遠慮して黙る人」より
「明確に意思を示す人」にチャンスが来る
能力開発に関しても、社員各自の主体性や意思を重視する傾向が強まっています。
従来のような一律の年次やポジションでの指名型研修だけでなく、自己啓発への支援、特定のテーマに関して希望者を募る任意型研修、学び放題プランや越境学習プログラム、社内副業の募集など、「機会は公平だが、意欲のある人に学びの機会を提供する」という会社も増えています。
かつてのような、上司や人事が部下の将来も含めて配慮し、手取り足取り面倒を見てくれる文化は過去のものになりつつあります。
今の時代は「遠慮して黙る人」より、「明確に意思を示す人」に優先してチャンスが与えられやすい環境になっています。
こうした環境だからこそ、ボスマネジメントは、「キャリアを獲得するための交渉力」にもなるのです。
上司は、自分の能力を引き出すパートナーであり、自分のキャリアデザインのサポーター。良好な関係を構築しておけばマイナスに働くことはありません。
「そんなに意識高く働きたくない」「現状維持で十分」「うちの会社には関係ない」と思う方もいるかもしれません。
ただ、厳しい言い方をすれば「現状維持=今の処遇と変わらない」ということです。昨今の物価高やライフイベントの変化(親の介護、家族が増える、家の購入、子供の教育など)も踏まえて、「定期昇給だけに期待して定年まで今の処遇で十分」と言い切れるでしょうか。
皆さんが働く理由は「自分の人生を豊かで納得できるものにする」ためだと思います。
そういう点では、ボスマネジメントは「攻めの自衛手段」と言うことができるかもしれません。







