2年3カ月で撤退したはずが
まさかの大人気に!

 海や川、キャンプ場などで遊ぶ時の気持ち良さをとことん追求したエレメントでしたが、残念ながら販売実績は振るいませんでした。

 というのも、SUVへの注目が集まり始めた2000年代前半、特にクロスオーバーモデルに対して求められたのは「高級感」。遊びの性能をふんだんに盛り込んだエレメントはユーザーからの共感を得られず、わずか2年3カ月で日本市場から姿を消してしまいました。

 ところが2010年代後半頃から、サーフィン雑誌やアウトドア雑誌で、エレメントを自分好みにカスタムしてアウトドアライフを楽しんでいるオーナーが取り上げられるようになりました。

 エレメントの利便性の高さはもちろん、街や自然の中で他の人と被らないスタイルが注目を集めたのでしょう。アウトドアファンの中で人気に火が付き、遅ればせながら需要が殺到するようになりました。

 今でも状態のいい中古エレメントの中には、総額200万円以上の値がつけられているものもあります(新車発売時のメーカー希望小売価格は259万円)。ようやく時代がエレメントに追いついたのかもしれません。

「カスタムカー」のブームに乗って
突如復活した「クロスロード」

不評で生産終了→中古で人気爆発「大逆転したホンダ車」3選、時代がクルマに追いついた…!SUV「クロスロード」 写真出典:本田技研工業(ホンダ)
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 次に紹介するのは、ホンダが2007年2月に発売した「クロスロード」です。

 クロスロードは、コンパクトミニバンの「ストリーム」をベースに開発されたSUVです。全長4285mm・全幅1755mmと、オーバーフェンダー部を差し引けば5ナンバーサイズに収まるくらいのコンパクトなモデルでした。

 しかし、ホイールベースを2700mmと長めに取ることで3列シートを搭載。ゴツさを強調し、コンパクトさを感じさせないハードなデザインも魅力的で、発表された時に「これは売れそうだ」と思ったのを覚えています。

 そんな筆者の予想に反して市場での評価はイマイチで、わずか3年6カ月で生産終了になってしまいました。