こう考えると、彼らは「怖い存在」というよりは「コミュニケーションが不器用で、かわいそうな人」とも言えそうです。わかりやすく言えば「メール版のコミュ障」。この視点を持つだけで、相手の感情に巻き込まれず、冷静に対処する余裕が生まれてきます。
「すみません」「わかりました」はNG
「確認しました」「拝読しました」がベスト
高圧的な長文メールが届いたとき、何にか怒られているような気がして、反射的に「すみません」と謝りたくなります。しかし、こちらにはっきりとした非がないのに謝ってはいけません。
「申し訳ありません」「すみません」と何度も謝罪をするのは、相手に「私が悪い」と認めているようなもの。高圧的な人が、攻撃を正当化する燃料になってしまいます。
また、対応が面倒くさすぎるからといって、「わかりました」と短く返すのもNGです。相手から見れば、あなたの全面的屈服、および要求に対する同意と受け取られてしまいます。
一度言いなりになると、「コイツは何を言っても大丈夫だ」「ゴネ得が通るぞ」と判断されるでしょう。さらなる要求や高圧的なメールが繰り返されるという、負のループに陥ってしまい、最悪です。
受け止めは「わかりました」ではなく、「確認しました」「拝読いたしました」という言葉が賢明です。相手の主張にYESでもNOでもない、中立的な立場を保てます。中身を認めたわけではなく、整理のフェーズに入ったということを宣言しましょう。
では、高圧的な長文メールにはどう対応すればいいのでしょうか。感じのいい人は、主に3つのステップで、高圧的な長文メールをさばいています。
「ありがとう」と伝えると
攻撃しづらくなる
高圧的な長文メールは、あなたへの第一の攻撃です。相手はリングに上がり、「来いよ」と戦う気満々の状態です。感じのいい人は、売られた喧嘩(けんか)を買うようなことはしません。相手に「ありがとう」と言える余裕があります。
「お忙しいところ、詳細なご連絡をありがとうございます」とまずは感謝を伝えます。「詳細な」をつけることで、皮肉の意味合いを込めながら、長いメールを作った相手を労います。
「ありがとう」という言葉で、「同じ土俵には上がらない」という意思表示が可能です。ファイティングポーズを取っていた相手は、肩透かしを食らった気持ちになり、戦意喪失。それ以上攻撃しづらくなるのです。
同時に「あなたの言い分を受け止める余裕がある」と器の大きさをアピールができます。感情的な返信を期待していた相手にとって、落ち着いた感謝の言葉は予想外の一手なのです。







