バッファローが発売した半固体モバイルバッテリー「BMPBSA10000シリーズ」。容量は1万mAh Photo:Diamond
あなたのカバンの中に、膨らんだモバイルバッテリーは入っていないだろうか?近年、モバイルバッテリーの発火事故が急増しており、今年も、東京や大阪の地下鉄車内でモバイルバッテリーが発火し、運行が一時停止する事態が起きている。これから暑くなっていくにつれ、ますます発火事故は増えると思われる。こうした事故の背景には、リチウムイオンバッテリーの「燃えやすい」という構造的な欠陥がある。そんな中、次世代の技術を採用し、高い安全性をうたうモバイルバッテリーが登場してきている。「釘を刺しても燃えない」新製品を発売したバッファローに、開発の舞台裏を聞いた。(ITジャーナリスト 石井英男)
「燃えないモバイルバッテリー」の必要性が増している
モバイルバッテリーが発火する事故が相次いでいる。昨年夏には山手線、今年も、東京メトロ日比谷線や大阪メトロ御堂筋線で乗客のモバイルバッテリーが発火し、電車の運行が一時的に停止する事態となった。また、ゴミ処理場でモバイルバッテリーが発火元とみられる火事が発生し、長期にわたって処理場が利用できなくなっている事例もある。
こうした中、従来のモバイルバッテリーよりも遙かに発火や爆発のリスクが小さく、安全に使えることをうたった新型モバイルバッテリー「半固体バッテリー」が各社から登場してきた。








