人生を変えたい。そう思ったことはないだろうか。今のままでは物足りない。もっと成長したい。けれど現実には、何から手をつければいいのかわからない。いきなり大きな挑戦なんてできないし、失敗も怖い。結局、何も変えられないまま時間だけが過ぎていく。
しかし815社・17万3000人の働き方を分析してきた専門家・越川慎司氏は、小さな習慣によって周囲の信頼を得て、人生を変えるチャンスを得ることが可能だと言う。たとえば「資料作成」。多くの人は「丁寧に資料を作り込み、完璧に仕上げてから提出する」ことが正しいと考えるが、越川氏はその姿勢がかえって評価を下げていると指摘する。
では、どうすればいいのか。「もっと早く知りたかった」「大学生の娘に渡しました」などの声が集まる同氏の著書『815社17万人を分析してわかった 会社から期待されている人の習慣115』(ダイヤモンド社)から紹介しよう。(構成/ダイヤモンド社・石井一穂)
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仕事ができない人の「資料作成」の習慣
資料は、ちゃんと仕上げてから出すべき。
中途半端な状態で見せるのは失礼だ。
そう思って、ギリギリまで手元で作り込む。
何度も見直し、完璧に近づけてから提出する。
一見、誠実で丁寧な仕事に見える。
だがその結果、方向性がズレたまま進み、大きな差し戻しを受けてやり直しになる。
「もっと早く見せてくれればよかったのに」
そう言われた経験はないだろうか。
実はこの「完成してから出す」という姿勢こそ、仕事が遅くなる人の典型的なパターンである。
うまくいく人は「20%の段階」で見せている
一方で、職場で信頼され、評価される「一流」たちは、まったく別の行動をとる。
『815社17万人を分析してわかった 会社から期待されている人の習慣115』という本には、こう書いてある。
「まず方向性だけ見てください」と言って、進捗20%程度の段階で上司や顧客に見せているのです。
一般社員で実践している人は5%未満でしたから、ここにも有意な差が見て取れます。
――『815社17万人を分析してわかった 会社から期待されている人の習慣115』より
早く見せることは、手抜きではない。
ズレを小さいうちに修正するための行動だ。
さらに、この習慣は結果にも直結する。
――『815社17万人を分析してわかった 会社から期待されている人の習慣115』より
――『815社17万人を分析してわかった 会社から期待されている人の習慣115』より
――『815社17万人を分析してわかった 会社から期待されている人の習慣115』より
完成してから出す姿勢を貫こうとする完璧主義は、ときにチャンスを逃す原因になる。
仕事ができる人たちは提案書を完成品としてではなく、意見を集める道具として作ることで、仕事の質とスピードを結果的に高めていたのだ。
『会社から期待されている人の習慣115』には、周囲の信頼を得て、人生を変えるチャンスをつかむための115の習慣が収められている。
「私はもっと評価されていいはず」と感じている人は、多くの気づきが得られるだろう。
(本稿は、書籍『815社17万人を分析してわかった 会社から期待されている人の習慣115』の一部を引用したオリジナル記事です)
株式会社クロスリバー 代表取締役社長
日系通信会社や外資ベンチャーなどを経て2005年にマイクロソフト米国本社へ入社。その後、日本マイクロソフトの役員としてExcelやPowerPointなどの事業責任者を務める。2017年には週休3日・複業を実践する会社、株式会社クロスリバーを設立し、800社以上の働き方改革を支援。年300回以上提供する企業向けオンライン講座の受講者満足度は平均96%、行動に移す受講者は95%以上。著書は『世界の一流は「休日」に何をしているのか』(クロスメディア・パブリッシング)や、『AI分析でわかった トップ5%社員の習慣』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など33冊、累計130万部。NHK、TBS、テレビ東京、PIVOT、NewsPicksやReHacQなどメディア出演多数。







