「誰かを管理監督、指導するようなストレスは、まっぴらごめん」
「数字なんて見たくないから、経理部門なんて絶対に嫌」
「顧客からガミガミ言われたくないから、営業なんて無理」
そして、そうしたやりたくないこと、苦手なこと以外だったらなんでもいいと割り切ってしまうのです。
「消去法」で人生が
ラクになる人もいる
1つ事例を挙げましょう。
大手損保で営業部長まで務めたCさんですが、実は管理職に向いていないと常々思っていたそうです。そこで定年後は、時給1400円のデータ入力の仕事を選びました。
周りの人は口々に「もったいない」と言いましたが、本人はストレスなく毎日楽しそうに仕事をしています。
実は一度、時給を上げるので他の人を指導するスーパーバイザー的な役割を担になってほしいと打診があったそうですが、それも断ったそうです。
このCさんのように、プライドやお金から解放されることで楽しそうに仕事をしている人は意外と多いものです。
『50歳からは、「これ」しかやらない』(大塚 寿、PHP研究所)
これは転職に限りません。残りの会社人生で何をやるかの選択でも、「嫌でないものをやる」というのは、悪くない選択肢だと思います。
むしろ、50歳を過ぎて「やりたくないこと」をやるのは、時間のムダだと言い切ってしまいたいと思います。
こうして「嫌でないものをやる」中で、自分の本当にやりたいことが見つかる。そういうケースは多いものです。
あるいは、真剣にあれこれ考えすぎて、決められないという人もいます。その場合は、「とりあえず」「いったん」ということでやってみるのも手です。
先ほどお伝えしたように、定年後に別の会社に転職した人の多くが、さらに別の会社に転職しています。つまり、1回で完璧に決めようとしなくていいのです。
お試しくらいの気持ちで、まずは飛び込んでみる。それでもいいのではないでしょうか。







