『風、薫る』第8回より 写真提供:NHK
「演じながら、なんていいシーンなんだと思っています」
――外国に長いこと住んだため、日本語を忘れてしまった捨松なので、英語を話すシーンが多いですね。
英語指導の先生とオンラインや対面でみっちりみっちりレッスンを重ねました。現場に入って動きがつくとまた修正が入ったり、「直美さんは本当に素晴らしい」とプレッシャーをかけられたりしながら(笑)、毎回臨んでいます。
――第12週で再び、りんと直美と向き合うシーンはどんなふうに演じましたか。
これまでもずっと捨松がりんと直美と向き合うシーンでは、いい台詞を言うので、演じながら、なんていいシーンなんだと思っています。ただ、動きがほとんどなく、面と向かって話し続けます。だからこそ難しい。捨松という人物は、りんと直美、それぞれの性格のいいところと悪いところを感じ取って理解しながら寄り添っている。どうすれば2人にとって、より良い答えを自分なりに導き出せるか、を常に考えている女性だと私は思っています。
台詞は台本通りですが、捨松の考えを押しつけるのではなく、2人が自分たちなりの心地よい答えを出せるよう提示してあげる人物であることを意識しています。真正面から2人と向き合うシーンでは、特にそこを大切にしています。
――捨松は医療や看護を日本に根付かせようとした人物です。多部さんは医療や看護について考えることはありますか。
医療従事者の方への尊敬はもともとありました。私は割となにかあるとすぐに病院に行くタイプなので、よくお世話になっています。看護師がいま存在する道を作った人がいることは『風、薫る』を通してはじめて知り、より興味をもつようになりました。
――捨松はこれからどうなっていきますか。
捨松のこれからは……秘密です。捨松が今後、歴史に基づき、どんなふうに登場してくるか楽しみにしていてください。
【プロフィール】
Mikako Tabe
1989年1月25日生まれ、東京都出身。2002年に俳優デビュー以降、NHK連続テレビ小説『つばさ』をはじめ数々のドラマや映画で主演を務め、ブルーリボン賞新人賞や読売演劇大賞などを受賞。近年の主な出演作品にドラマ『私の家政夫ナギサさん』(20年 TBS)、『マイファミリー』(22年TBS)、『いちばんすきな花』(23年 フジテレビ)、『対岸の家事〜これが、私の生きる道!〜』(25年 TBS)、映画『流浪の月』(22年)、舞台、NODA・MAP『兎、波を走る』(23年)などがある。
Mikako Tabe
1989年1月25日生まれ、東京都出身。2002年に俳優デビュー以降、NHK連続テレビ小説『つばさ』をはじめ数々のドラマや映画で主演を務め、ブルーリボン賞新人賞や読売演劇大賞などを受賞。近年の主な出演作品にドラマ『私の家政夫ナギサさん』(20年 TBS)、『マイファミリー』(22年TBS)、『いちばんすきな花』(23年 フジテレビ)、『対岸の家事〜これが、私の生きる道!〜』(25年 TBS)、映画『流浪の月』(22年)、舞台、NODA・MAP『兎、波を走る』(23年)などがある。








