しかし、インタビュアーとは時に、相手の話を引き出すためにわざと自分の意見などを“当てる”ことがあると思う。それを知っているリスナーだろうか、「ロウは本当に素晴らしい。適切なタイミングで質問をし、相手の話をしっかり覚えている」「聴いていてとても刺激的だった。二人の相性は抜群で、彼が投げかけた質問はどれも非常に的を射ていた」という意見もあった。

 日本人リスナーからは宇多田さんに対して「英語は流暢だけど、話し方が日本人。とてもシャイ」というユニークな感想もあった。また、「こういうインタビューを英語の教科書に載せてほしい」「英語を話している方が、より彼女の本音が聞けるのでは。日本語の字幕をつけてほしい」というリクエストも。日本人の多くは英語を普段使う必要がないため、英語が苦手なのは仕方がないことかもしれない。

 英語圏からの面白いコメントもある。

“Just raw dog it”- not what I expected to hear Utada say today....
「Just raw dog it」って……今日、宇多田が口にするとは思わなかったな……。

Hikki saying “just raw dog it” made my year.
ヒッキーが「Just raw dog it」って言ったのが今年一番笑えた。

 何についてコメントしているのか、インタビュー中のロウさんと宇多田さんの会話を書き起こしてみよう。

宇多田:Um so normally there's so much um like harmful you know things uh in in the in the area so people aren't let down there. Um so uh that was the most exciting bit that unfortunately my son couldn't go see. I mean, we we the adults, we had to wear helmets and go through these.
うーん、普通はあそこには有害なものがたくさんあるから、みんなががっかりしないんだよね。ええと、あれがすごく興味津々な部分だったんだけど、残念ながら息子は見に行くことができなかったの。つまり、私たち大人はヘルメットを着用して、それらを通過しなければならなかったわけ。

ロウ:You'd hope so. You'd hope the least they'd give you was like some kind of visible vest and a and a hard hat. Should I be wearing anything at all?
そうであることを願ってた。最低でも、見えるベストとヘルメットのようなものをくれることを期待するだろう。何か着るべきかな?

宇多田:Raw dogged.
何もなしよ。

ロウ:Just raw.
なしか。

宇多田:No, they give you a little bit of protection, but it's a little helmet.
ううん、彼らは少しだけ保護する物をくれるけど、それは小さなヘルメットなの。

「raw dog」とは英語のスラングで、「自分の力だけで困難や退屈な状況に耐え抜く」といった意味だ。あえて詳しくは書かないが、元々は性的な意味を持つスラングなだけに、リスナーは宇多田さんから意外な言葉が飛び出した!と驚きながらも、楽しんでいたようだ。