数十億ドルを動かすテクノロジー投資家の孫正義氏は3年前、絶望の淵にいた。スタートアップ企業への相次ぐ投資失敗で名声は傷つき、同氏が率いるソフトバンクグループ(SBG)の株価は半値にまで落ち込んでいた。同氏は投資家を前に、涙を流したと告白していた。それから一転、孫氏は1日、黒塗りのメルセデス・ベンツから降り立ち、エマニュエル・マクロン仏大統領から熱烈な歓迎を受けるためエリゼ宮(大統領府)へと足を踏み入れた。過去2年間で、孫氏を公に招待した世界の首脳はこれで4人目となる。華麗なシャンデリアの下で、孫氏はカメラを前に、東京に本拠を置く自身のテクノロジー複合企業(コングロマリット)が、世界的な人工知能(AI)投資の一環としてフランスのデータセンターに少なくとも520億ドル(約8兆3100億円)の投資を実行すると表明した。
孫正義氏、絶望からの復活 AI巨額投資で時価総額首位に
ソフトバンクG会長、AIバブルは意に介さず 今や「もっと大きな魚を狙う」時が来た
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