大人が口を出しすぎると
子どもの学ぶ機会を奪う
東大で行なわれたオープニングイベントでは子どもたちと直接話をしたり、小樽の似鳥美術館を会場にしたイベントを開催したりしました。山口県で行なった「初めてのアルバイト体験&保護者向け子育て相談会」では保護者の方々とも交流。子どもたちにはニトリの店舗でアルバイトしてもらいました。
プログラムに参加した子からは、「学校がつまらなかった。苦手なことを普通にさせようとするところだから」といった声が聞かれました。学校に馴染めない悩み、そんな自分を否定してしまって、自信をなくしている様子が伝わってきます。
私はかつての自分のように、学びに意欲や自信が持てない子を応援したいという思いで参加していたのですが、中邑先生の次のような言葉にハッと気づかされるところがありました。
『発達障害の私だからこそ、成功できた』(似鳥昭雄、祥伝社)
「どんなことであっても、その子にとって気づきがあり、心が動けば、それでいい」
「子どもは放っておきましょう。親は失敗させないようにと、子どもにあれこれと言ってしまいがちですが、失敗はとても大事。口を出しすぎると、子どもが失敗から学ぶ機会を奪ってしまいます。放っておいたら何もしない、動かない……という時は、子どもがつい動きたくなるような、動かないと損をしてしまうようなシナリオを描いてみましょう」
実は私たち夫婦も、私と似た特徴を持っている息子が失敗しないよう先回りして、過保護に育ててしまったところがあります。でも、いつまでも誰かの保護下で生きていくわけにはいきませんよね。
本人が「好き」と思えるもの、力を注げる部分を見つけられるような環境を整えていくこと。それが大切なのだと「LEARN with NITORI」の活動を通して実感しています。







