だからこそ、「なぜ中学受験をするのか?」の確認は、絶対にやっておくべきです。
「なぜ中学受験をするのか?」という本質的な問いに、精神年齢が高くなってきた段階で悩む時期が来ます。その時に、頭ごなしに「そんなことを考えている余裕なんてないだろう!」などと突き放してしまうと、成績が急降下する可能性が出てきます。
なぜなら、そのような悩みが出てくる背景には、「成績が上がらなくて……」「志望校が決まらなくて……」などといった、思うようにいかない現状があることが多いからです。
最悪なのは、親子とも本意でないのに、売り言葉に買い言葉で「塾をやめる」とか「受験をやめる」といった結論になってしまうことです。
塾の面談の前などに、しっかりと家族で意見交換をすると良いでしょう。すぐに答えが出なくても構わないと思います。大切なのは、問いかけを行うことです。
うまくいかなかった時の
子どもの「危険信号」とは?
プロ野球の敗戦投手が、「あの味方のエラーで調子が狂った」とコメントしたら、どう思いますか。
例えば、大谷翔平選手のような一流選手なら「味方のエラーで心を乱されたのは、自分のメンタルが弱いからだ」と考えるのではないか、と私は思います。
うまくいかなかったことを他人のせいにする、つまり「他責」が習慣になると、いつも環境や周囲の状況を原因だと決めつけてしまいます。そして、身の回りの人間にイライラをぶつけます。不平不満は、周りにもストレスをかけてしまうので、家庭で明るく学習をすることはできません。
うまくいかなかった時に「隣の生徒がテスト中うるさかったから、集中できなかった」「クーラーが効きすぎていて、寒かったから」などの他責の言い訳が多い場合には、注意しておいた方が良いでしょう。
前者のようなケースで、塾に「隣の○○君がうるさいからウチの子は、成績が上がりません。席を変えてください」と要望を伝えるなど、本人の「他責の言い訳」を100%鵜呑みにするのも良くないと個人的には思います。
経験上、そういうお子さんも、隣の生徒から同じようなことを言われていることが実に多いものです。
「人のせいにしないように心がける」は成功のキーワードだと思います。







