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学校には、厳しい先生もいれば、優しい先生もいる。そして、「自分の信念を貫くことが大事だ」と考える先生もいるだろう。では、子どもたちにとって本当に望ましいのは、どんな教師なのか。※本稿は、公認心理師の川上康則『教師の流儀2 「教師であり続ける」が難しい時代を生きる』(エンパワメント研究所)の一部を抜粋・編集したものです。
クラスの雰囲気は
教師のたたずまいで決まる
教師は、常に教室の空気感をつくり出しています。
子どもたちも、教師のたたずまいや立ち居振る舞いに合わせて態度を変えます。
厳粛な教師の下ではピリッとした雰囲気になります。行き過ぎれば、教師は高圧的な支配者と化し、子どもたちは「怒られないように、責められないように」と機嫌をうかがいながらふるまうようになります。
一方、穏やかさと優しさで子どもたちを包む教師の下では、子どもたちも安心感で満たされます。しかし、ハートフルな一面が裏目に出てしまうと「何をしても許される」「好き勝手にふるまってよい」という勘違いにつながり、緩んだ雰囲気になります。
そうした教師の醸し出す空気感を多賀一郎氏は「風」と表現しています(多賀一郎『ヒドゥンカリキュラム入門―学級崩壊を防ぐ見えない教育力―』、明治図書出版、2014年)。
学校現場で学級経営が論じられるとき「どうすればクラスをまとめることができるか」という方法論が話題になりがちです。しかし、対応の本質は「どういうアプローチで迫るか」よりも、「どのような風をつくり出すか」という教師の振る舞いで決まります。
残念なことに、教師の多くは自身の「風」に対して無自覚なことが多いようです。







