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部下の成長を願うあまり、細かくアドバイスを重ねているマネジャーは少なくない。しかし、営業パーソン5003人を対象にした調査では、「直属の上司からのアドバイス」が成長のきっかけになったと答えた人はわずか8.6%だった。人は何によって大きく成長するのか。そして、マネジャーが本当に果たすべき役割とは何なのか。※本稿は、営業コンサルタントの高橋浩一『「任せて育つチーム」はどこが違うのか 科学的に正しい「勝てる営業」のつくり方』(PHP研究所)の一部を抜粋・編集したものです。
マネジャーからの助言は
部下の成長に役立たない?
「マネジャーのアドバイスによって、成果をあげられるようになった」
そう答える営業パーソンは、100人中、一体何人くらいいると思いますか?
当社(編集部注/TORiX株式会社。筆者が代表を務める営業研修やコンサルティングを行う会社)が営業パーソン5003人に調査した結果(2022年)、「あなたが営業として一皮むけたきっかけは何ですか?」という問いに対し、「直属の上司からのアドバイス」という回答は8.6%。100人中、9人に満たない結果です。
もしあなたが今、メンバーを抱えるマネジャーの立場なら、この数字を見て「えっ?」とショックを受けられるかもしれません。「あんなに心血を注いで指導しているのに、たった8.6%か」と。一方で、もしあなたが成長を渇望しているメンバーの立場なら、少しホッとされたのではないでしょうか。「マネジャーの言うことがたまにピンとこないのは、自分だけではなかったんだ」と。
しかし、ここで両者に落ち着いていただきたいのです。







