その場合は、成果軸で中間目標を設定します。まず、“できるようになっている状態”を基準に中間目標を決め、そのあとに「いつまでに達成するか」を仮決めしていきます。
出発地
・現在の業務をこなすだけで手一杯(6月)
経由地1
・自分の業務マニュアルを作成し、後輩に引き継げる状態にする(8月)
経由地2
・部署内の小規模な改善プロジェクトに参加し、完遂する(12月)
経由地3
・他部署との折衝が必要なタスクを1人で担当する(翌年3月)
目的地(最終)
・新規プロジェクトリーダーに立候補し、選ばれる(翌年5月)
このように、成果(状態)の段階を「見える化」してからそれぞれの「期限」を設定すると、達成可能性を判断しやすくなります。
「たった2カ月でマニュアル化するのは現実的ではない」
「12月は繁忙期だから、改善プロジェクトへの参加は難しいかもしれない」
仮決めした中間目標を眺めながら検討することで、無理な計画に気づくことができます。結果的に、目標そのものをより現実的な形に再設定できるのです。
計画を立てる前に、この中間目標をしっかり設計しておきましょう。目標は「立てて終わり」ではなく、「検証して育てる」ものです。
やりかたに迷ったら
両方を組み合わせる
時間軸か、成果軸か。どちらを選ぶべきか迷う人もいるでしょう。結論はシンプルです。迷うなら「両方」を組み合わせてください。
たとえば、成果軸で「マニュアルを作成する」という経由地を設定したなら、さらに時間軸で「今月中にたたき台を完成させる」と区切るのです。
成果軸だけでは「いつやるのか」が曖昧になります。時間軸だけでは「何ができるようになれば前進なのか」が曖昧になります。
成果で方向を定め、時間で実行を縛る。この二重設計にすると、中間目標は一気に実行可能になります。
長期プロジェクトに欠かせない
「フェーズ」と「マイルストーン」
長期目標を確実に進めるには、プロジェクト管理の視点が欠かせません。「フェーズ」と「マイルストーン」を使い、手順が必要な目標を迷わず前進させる考え方を解説します。







