困ったときの合言葉は
「いまはそういう気分」
これって、子どもたちへの見方も同じです。仮にあなたが、内心「下の子のほうがかわいい」と思っていたとしても、それは「いま」そう思っている、そう見えているというだけの話。もしかしたら今日だけの話かもしれないし、夕方になったら上の子のほうがかわいく見えるかもしれない。思春期に突入した上の子にイライラさせられても、下の子が思春期になったら同じように思うかもしれません。
合言葉は「いまはそういう気分なんだな」です。長い人生をトータルで考えたら、トントンになっているかもしれませんよ。
ただし、均等に愛せない気持ちが、決して子どもに伝わらないようにはしてほしいなと思います。「あなたはかわいくない」「お兄ちゃんのほうが大事」などとことばにはしない。「お母さんは私のことよりお兄ちゃんのほうが好きなの」「お姉ちゃんのほうが好きなの」と子どもに悲しそうに相談されることがあり、それは悲しいなぁと思います。
感情は自由。でも行動は、理性です。もし言わないほうがいいであろうことばが子どもに対して出てきそうになったときは、適度な距離を取る。自分が子どもと笑顔で接することができる距離をさぐりましょう。
子どもを叱ってばかりいると
自己肯定感が下がってしまう
子どもを叱ってばかり。「こんなお母さんでいたいわけじゃないのに」と、罪悪感や自分への失望で、つぶれてしまいそうになりますよね。
「叱る」はたいてい、「べき」の気持ちとセットでやってきます。こうあるべき、こう育てるべきという自分の価値観に合わせようとするとき、親は子どもを叱るわけです。
もし叱る頻度がたいして高くなく、子どもがいい感じに軌道修正できているのであれば、あまり気にしなくていいと思います。ときには必要な叱責もありますよね。
ただ、「叱ってばかり」なのであれば、やや問題です。とくに小学校の低学年くらいまでは、万能感を育む大事な時期。叱りすぎることで、子どもの自己肯定感も下がってしまうのです。しつこく叱っても子どもが変わらないのであれば、「なぜここまで叱らなければならないのか?」を一度、考えてみましょう。







