すべてがこだわりの結晶。
走りの楽しさが五感に響く!

 コンセプトは「キモチタカブル」。それを「ユカイ」「ツウカイ」「メイカイ」という3つのキーワードに翻訳し開発してきた。それだけに、メカニズムもその演出もすべてに開発陣のこだわりが詰まっている。目指したのは、“日常の移動を刺激的で気持ち高ぶる体験とすること”だった。

 BEVの走りは元来スムーズで静粛。走行時のCO2排出もないため心理的なストレスも少ない。しかもスーパーONEはコンパクトサイズだから、ちょっとしたお出掛けにも最適。つまり日常のライフシーンを支えるパートナーとしてぴったりの存在といえる。開発陣は、パートナーだからこそ、乗る人を楽しませたいと考えた。

 そのために専用のBOOSTモードを開発。BOOSTモードは、モーター出力を通常の47kW(64ps)から70kW(約100ps)に引き上げ、パワーユニット性能を最大限に解放。さらに仮想有段シフト制御とアクティブサウンドコントロールシステムの連動で、BEVならではの速さと、あたかもMTのエンジン車のような迫力あるサウンド、そして鋭いシフトフィーリングを演出した。まさにパフォーマンスとともに五感に響く痛快さを大切にした開発陣のこだわりの結晶だ。

 もちろん、クルマの仕立てもスポーティモデルとして一級品。Nシリーズとして進化させてきた軽量なプラットフォームを活用し、トレッドをN-ONE RS比で50mm広げたワイドなスタンスにより、軽快かつ安定感のある力強い走りを可能にした。シャシーは専用仕様。薄型バッテリーを床下中央に配置し、国内で販売される乗用EVとしてクラス最軽量となる車両重量(1090kg)と従来の小型ガソリン車よりも低い重心を実現している。

 サスペンションはもちろん専用チューン。フロントのロアアームはアルミ鍛造製で、ブレーキもサイズUP。ステアリングもクイックレシオ化されている。さらに左右等剛性のドライブシャフトを採用する徹底ぶりだ。足元は専用スポーク形状のアルミとヨコハマADVANFLEVA(185/55R15)の組み合わせ。これらにより、意のままの安定感あるハンドリング性能を提供することができたという。