M&Aも駆使し高い成長率を継続

 両社はこの10年の間、高い成長率を継続してきた。10年前の両社の売上高を見ると、ロジスティードHD(当時は日立物流)の16年3月期売上高は6803億円で、10年間で1.5倍に拡大。センコーGHD(当時はセンコー)の16年3月期売上高は4340億円で、この10年間での成長は2倍を上回る。

 両社ともオーガニックによる事業成長に加え、積極的なM&Aで売上規模を拡大してきた。ロジスティードHDは近年、欧米の物流企業をグループ化することで海外ネットワークの拡充に注力。センコーGHDは、国内外で数多くのM&Aを手がけ、とくに非物流分野でのM&A展開に積極的に進めてきた。

 また、両社とも30年度に売上高1兆5000億円を目指す方針を掲げる。ロジスティードHDは、長期ビジョンとして30年度での売上高1兆5000億円、海外比率50%を目標に置く。センコーも来年度から始まる新中期経営計画で売上高1兆5000億円の達成を目指す。「従来の国内中心から海外の拡大に注力し、増収分の半分(約2500億円)は海外で稼ぎたい」(福田社長)としている。

図表:陸運系物流大手の売上高作成:カーゴニュース編集部
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次の1兆円企業は、どこ?

 陸運系物流企業の1兆円企業は長い間、NXHD、ヤマトHD、SGHDの3社のみの状態が続いてきた。SGHDが1兆円超えを記録したのは18年3月期決算で、今期、2社が順調に達成すれば9年ぶりのこととなる。

 一方、それに続く企業に目を転じると、セイノーホールディングスの26年3月期売上高が8129億円となっている。同社は今期、8225億円の売上高を計画している。

 また、正式な売上高ではないものの、郵船ロジスティクスグループの26年3月期の売上高規模は約8047億円(日本郵船の「物流セグメント」から抽出)、近鉄エクスプレスグループの売上高規模は7532億円(近鉄グループホールディングスの「国際物流セグメント」から抽出)でこれに続いている。

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