海外の高級コンドミニアムも本質は同じ

 実は、これは日本だけの話ではありません。

 海外でも似たような現象は繰り返されています。例えばハワイの高級コンドミニアム市場です。日本人富裕層の間では長年人気が高く、「ハワイなら資産価値は落ちない」と語られてきました。

 しかし現実はそんなに単純ではありません。

 建物が老朽化すれば大規模修繕が必要になります。場合によっては数千万円単位の特別負担金が所有者に請求されます。購入時には見えなかった維持コストが後から現れるのです。

 高級ホテルブランドが付いていても、事情は変わりません、むしろ高級であればあるほど維持費は高くなります。

 不動産投資の世界では、購入価格ばかりが注目されますが、本当に重要なのは維持コストでしょう。別荘もコンドミニアムも、本質的には利用し続けなければ価値を回収できません。

 ここを見落とすと、いつの間にか「資産」だったはずのものが、「持っているだけでお金が出ていく資産」に変わってしまいます。

 本当のお金持ちはそれで問題ありません。しかし、企業経営者の場合には、現役時代は気にならなかった維持費も、会社を引退したり、高額な定期収入が入ってこなくなると急に重たく感じるようになります。

 実際、高額な管理費や修繕積立金を理由に、日本の高級タワマンを引退と同時に売却されるケースも多いです。

 もっとも海外高級コンドミニアムは事情がやや異なります。近年は円安効果が大きく、場所によりけりですが損をされている方は少ないのが現状です。

 では、今回の第三次別荘ブームはどうでしょうか。