またしても脱落者が
帰宅が遅いりんを、美津も環(英茉)も心配している。
直美は環に明日お休みだから「お出かけしようか」と誘う。環は「いいよ」とぶっきらぼう。かわいげがないが、むしろ、直美に構ってもらっているように見えたくない気持ちもあるだろう。
結局、行き先はいつもの団子屋。セットの都合とか、シマケン(佐野晶哉)の出番の都合とかいろいろあるだろう。
でも通りを遊びながら歩く直美と環の動きはなかなか楽しそうだった。
直美はシマケンにツヤの一件を伝える。
「それはりんさん気落ちしてるだろうな」
「でも、そういう時ほど、あの子、ニコニコ笑って忙しく働くんですよね」「素直なくせに、そういうとこは素直じゃなくて」
直美はすっかりりんのことをわかっている。
やはりりんは、楽しいというのは本意ではなかった。ここもまたサブタイトルの「ウソと誠」にかかっているようだ。
心配する直美に、ヒデに天職かと聞かれて、とっさに「好きで楽しい」と答えてしまったことを正直に明かす。
そんななかさらに問題が勃発。
ヒデが看護婦をやめると言いだした。え、なんで? ヒデはまだそれほど苦労してないだろう。
これまでやめることにしたのは、目の前で好きな患者が亡くなることに耐えられなかったゆき(中井友望)。つい、余計な業務まで引き受けてしまいそうになる喜代(菊池亜希子)。結婚しても看護婦をやらせてくれる相手に出会えなかったしのぶ(木越明)。ミスをしてしまったツヤ。
それぞれそれなりに悩み苦しんだ結果である。ヒデはまだりんたちの仕事をじっと見つめて(観察して)いるところしか映っていない。包帯がうまく巻けず、ツヤに教えてもらっていたが。そこで交流を深めたツヤの解雇が、ヒデにとってもかなりショックであったのか。たしかに第65回でやりきれない顔をしていた。
ヒデが思い詰めた顔で辞める話を切り出すとき、直美がりんの体調を心配して、「今度にしてくれないかな」とかばうのも直美の株を上げる。
第66回は、りんと直美のバディ感が強まったと冒頭で書いたが、一方的に直美がりんの良き相棒になっただけのような気もしないではない。









