理想は、毎日同じ時刻に就寝し、同じ時刻に起床して、一定の活動量を確保することです。もし睡眠不足を感じたとしても、寝だめで解消するのではなく、日中に15~20分程度の短い昼寝を取り入れると、生活リズムを崩さずに体調を整えることができます。
また「7時間」が最も理想の睡眠時間だといわれることもありますが、適切な睡眠時間は個人差があるので、すっきりと起きられる「自分にとっての適正な睡眠時間」を把握するようにしましょう。
心筋梗塞が多発する
「魔の時間帯」とは
心臓を守るためには「朝」の過ごし方に気をつけましょう。私たちの体は、睡眠中の「リラックスモード(副交感神経優位)」から、起床に向けて活動的な「戦闘モード(交感神経優位)」へ切り替わります。このとき、血圧や心拍数が急上昇し、心臓への負荷が劇的に高まるのです。
さらに、起床直後の体は水分が不足しており、血液がドロドロで固まりやすい状態にあります。朝の急激な動きは、いわば「冷え切ったエンジンの車でアクセル全開にする」ようなもので、非常に危険です。
実際に、心筋梗塞などの発作も朝の時間帯に最も起こりやすいことがわかっています。
心臓にとっての「魔の時間帯」といえる朝を安全に過ごすための、おすすめのモーニングルーティン(朝の習慣)をご紹介します。
まず目覚めたら、ゆっくりと起き上がるようにしてください。そしてカーテンを開けて太陽の光を浴びましょう。これによって体内時計がリセットされ、スムーズに活動モードへ切り替わります。次に大切なのが水分の補給です。睡眠中に失われた水分を補うことで、ドロドロになった血液をサラサラに戻し、血管が詰まるリスクを下げます。
洗顔にはぬるま湯を使いましょう。冷たい水は交感神経を急激に刺激し、血圧を跳ね上げるため厳禁です。何事も「アクセル全開」は避け、心身をゆっくりとアイドリングさせるイメージで、ゆとりを持って1日のスタートを切ることです。







