早朝の「足のむくみ」は
心臓が危険なサインかも……

 心臓の調子を測るバロメーターは、血圧や脈拍だけではありません。自分自身で毎日手軽に確認できる非常に重要なサインがあります。それが「足のむくみ」です。

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 特に、朝起きたときから足がむくんでいる場合は、心臓のポンプ機能が低下しているサインの可能性があるため、注意深く観察する必要があります。

 心臓は全身に血液を送り出すポンプですが、その力が弱まる(心不全の状態)と、血液の流れが滞り、静脈の圧力が高まります。すると、血液中の水分が血管の外へ漏れ出し、細胞の間にたまってしまいます。これが「むくみ」の正体です。

 さらに、心臓から送り出される血液量が減ると、腎臓へ流れる血液量も減少します。腎臓は血液をろ過して余分な水分を尿として排出する役割を担っていますが、血流が減ることで尿の量が減り、体内にさらに水分がたまりやすくなるのです。

 通常、立ち仕事などで起こる一時的なむくみは、一晩眠れば解消されます。しかし、朝起きた時点ですでに足がパンパンに腫れていたり、靴が入りにくかったりする場合は、心臓に原因がある可能性が高いため注意が必要です。

 そこで、毎朝の習慣にしたいのが「すね押しチェック」です。やり方は非常に簡単です。

(1)椅子の背もたれにつかまるなどして安定した姿勢を取る。
(2)足のすねまたは足の甲の骨の上を、指で5秒間ギュッと強く押し続ける。
(3)指を離した後、10秒間待つ。

 10秒たっても指の跡がくぼんだまま消えない場合は、体内に余分な水分がたまっているサインです。もし、このくぼみが消えないような朝が数日続く場合は、かかりつけ医に相談しましょう。

 ほかにも、急激に体重が増えた(1週間で2~3kg程度)、少し動くだけで息苦しいといった症状を伴う場合は、特に注意が必要です。