森林の中を散歩する女性写真はイメージです Photo:PIXTA

休むと成果が落ちる。そう考えて、休日まで仕事のことを考えてしまう人は少なくない。しかし、働き続けることだけが、前に進む方法なのだろうか。休むことを恐れないドイツ人の考え方から、成果につながる休息の意味を考える。※本稿は、実業家の松居温子『日本の3倍休んで1.5倍の成果を出す ドイツ人のすごい休日』(SBクリエイティブ)の一部を抜粋・編集したものです。

成果を出す人こそ
「戦略的」に休んでいる

 休むと成果が落ちる―。

 そんな思い込みが、私たちの働き方を縛っています。

 周囲が頑張っているのを見ると、自分も手を抜けないと思ってしまう。評価されるためには残業は欠かせないと考え、「さすがだね」と言われる自分でいたいと願う。

 そうした気持ちが、私たちから休む選択肢を奪い、気づけば走り続ける日々をつくり出しています。

 その結果、週末になっても仕事のことが頭から離れず、家事や子育て、雑用をこなしながらも、仕事の段取りや課題が気にかかる。休んでいるはずなのに、心はどこか落ち着かない―。頑張っている人ほど、疲れが抜けないまま日々を過ごしているのではないでしょうか。

 私たち日本人の多くは、休むことは成果を手放すことだと、どこかで信じ込んでいるのかもしれません。休日であっても仕事を進めたり、やるべきことで時間を埋めたり、さらには予定を詰め込んで充実した生活を演出しようとしてしまう。そうして、休みの時間までもが、成果や達成感を求める場になっているのです。

 でも、そんな人こそ、やるべきことは逆です。

 成果を出す人ほど、戦略的に休む。