通常ルートなら、フェル邸まで約1320km。しかし往路は、高速を降ろされてかなりの距離を一般道で走ることになったため、実走距離は約1350kmに伸びてしまった。どうしてくれますのん、ホンマ。
高速を降ろされてイラつくトラック軍団に挟まれながら、大雨の中を走行中。つらい…… Photo by F.Y.
崩れる計画、充電2回で済むはずが5回に
旅程を細かくリポートしても、詮ないことだろう。大事なのはどこのインターで降り、どこのPAで何分給電したかではない。
問題は、予定していた走行計画と充電計画が、悪天候によって一気に崩れてしまったことだ。
EVの長距離移動は、充電計画が旅そのものの骨格になる。どこで充電するか。何%まで入れるか。次の充電器まで何kmあるか。リーフのナビはそれらを一瞬で計算し、最も効率的なルートを提示してくれる。
しかし現実の旅は、計算通りには進まない。台風。豪雨。50km/h規制。高速道路の通行止め。まさかの一般道。イラついたトラックのあおり運転。そして疲労。
これらが容赦なく加わり、カタログ上の航続距離も、ナビの予測もアテにならなくなる。
深夜の一般道で、バッテリー残量がジワジワと減っていく恐怖。充電ステーションはおろか、コンビニすらない。
フル充電してあれば500km以上走れるはずのリーフ。往路の急速充電は、初日の目的地である壇ノ浦PA到着時の充電を含めて5回。うち移動中に立ち寄った給電は4回、計120分だった。
ガソリン車でも、燃料計が下がっていけば不安になる。しかしEVの場合、その不安の質が違う。







