二流の人は、基本的に“お詫(わ)びを1回しかしません”が、一流の人は“2回以上する”という大きな違いがあるのです。
一流の人は、相手に迷惑をかけたときには何度もお詫(わ)びをします。迷惑をかけた直後だけでなく、たとえ何カ月か経過しようとも、次にその相手に会ったときには、「あの折には本当にすみませんでした」と頭を下げて2度目のお詫(わ)びをするのです。
何度もお詫(わ)びするからこそ、相手にも義理堅くて誠実な人だと好印象を持ってもらえるのです。
二流の人のお詫びは1回きり
指摘されると「もう謝ったのに」と開き直り
二流の人は、そうではありません。お詫(わ)びは1回きり。かりに相手のほうから「以前にもあなたはミスをしたのだから、次は気をつけてくれよ」などと釘を刺されると、「えっ!? もうその件は謝ったよね?」とか「過ぎたことをいつまでも覚えているなんて、粘着質な人だな」と気分が悪くなったりします。
迷惑をかけたのですからお詫(わ)びをするのは当然ですが、1回で終わらせるよりも、改めて謝意を伝えたほうが誠意は伝わりやすいものです。
少なくとも2回はお詫(わ)びするからこそ、相手にもこちらの真摯(しんし)な姿勢が伝わるのですが、二流の人にそういう発想はありません。「もうすでに謝ったじゃん」と考えるのです。
まったく同じ発言でも、1回だけ聞かされるよりは、2回聞かされたときのほうが、私たちは相手の発言を真実だと思うようになります。
「ご迷惑をおかけしてすみません」と1回だけお詫(わ)びをしても「本当に反省しているのかな?」とか「口だけなんじゃないの?」と相手に受け取られることがあります。一方、日を変えて2回もお詫(わ)びされると、さすがに「この人は本心から申し訳ないと思っているのだろう」とその発言の真実性を認めてくれるようになるでしょう。
人はなぜ繰り返し聞くと
信じてしまうのか
まったく同じ内容でもくり返し聞かされると、1度目より2度目のほうが真実だと受け止められやすくなる現象を、心理学では「幻想真実効果」と呼んでいます。
カナダにあるマクマスター大学のイアン・ベッグ氏は、「家ネズミは平均時速4マイル(約6.5キロ)で走る」(正解は8マイル)といった文章を読み上げたテープを作り、それを195人の大学生に聞かせて、どれくらい真実だと思うかと尋ねました。







