文章のリストには1回だけ聞かせるものと、2回聞かせるものがあったのですが1回だけ聞かせたときには44%しか信じられませんでしたが、同じ内容を2回聞かされたときには60%も真実だと思われやすくなることがわかりました。
同じような結果は、カリフォルニア大学のウェズレイ・ムーンズ氏によっても報告されています。
一流の人ほど念には念を入れて
もう一度お詫びをするワケ
ムーンズが大学生に同じメッセージを1回、または2回くり返して大学生に聞かせてから、どれくらいその内容に同意できるかと7点満点で尋ねてみたところ、1回だけの条件では平均3.78点、2回聞かせた条件では平均4.57点となりました。やはり、2回聞かせたときのほうが信じてもらえる確率はアップしたのです。
「ごめんなさい」という言葉も、たった1回では信じてもらえません。私たちには疑り深いところがあるからです。
頭を下げてお詫(わ)びをしたとき、相手がすべてを許してくれるかどうかはわかりません。口では許してくれるようなことを言っていても、本当はまだ怒っている、ということも十分に考えられます。
だからこそ、一流の人ほど念には念を入れて、別の機会にもう一度お詫(わ)びをしておくのです。
三流は「なかったこと」にする
二流は「1回で済ませよう」とする
世の中には、些細(ささい)なことをいつまでも根に持つタイプがけっこうおりますので、そういう人に許してもらうには、一度だけで終わらせず、改めてお詫(わ)びが必要だろう、と一流の人は考えるのです。
その人が一流なのかそうでないのかは、お詫(わ)びに対する姿勢でわかります。
相手に迷惑をかけているのにもかかわらず、ちっとも悪びれた様子も見せず、まったくお詫(わ)びをせず、「なかったこと」にしようとする人は三流。お詫(わ)びはするものの1回だけで済ませようとする人は二流。一流は、お詫(わ)びを2回以上する人です。
この基準は相手の人柄を見極める一つの目安になります。相手が一流の人なのかどうかを知りたいと思ったときには、ぜひご利用ください。
Begg, I. M., Anas, A., & Farinacci, S. (1992). Dissociation of processes in belief‐ Source recollection, statement familiarity, and the illusion of truth. Journal of Experimental Psychology: General ,121, 446-458.
Moons, W. G., Mackie, D. M., & Garcia-Marques, T. (2009). The impact of repetition-induced familiarity on agreement with weak and strong arguments. Journal of Personality and Social Psychology ,96, 32-44.
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