暑さで疲れが溜まり、「どうしてもやる気が出ない…」と悩む日はありませんか? 実は「やる気が出るのを待つ」のは大きな罠。そこで、人間の心の仕組みを紐解きながら、アイドリング状態から無理なく自然とエンジンをかける「5つの対策」をご紹介します。ご自身のコンディションに寄り添い、心と体を軽やかにするヒントを見つけてください。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・斎藤順)
※本稿は『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)の著者による特別原稿です。

【精神科医が教える】やる気が出ないときの対策・ベスト5Photo: Adobe Stock

やる気が出ないときの対策5選

今日は「やる気が出ないときの対策5選」をテーマにお話ししていきたいと思います。対策についてお話する前に、まずは「やる気というものの性質」を知っておくことが大切です。

やる気の正体とは?
「動かないと出ない」仕組み

やる気とは、いったい何でしょうか? 実は、人間は「何もしていない時は、やる気が出ない」ようにできています。

これから何かを始めようという時に、「やる気が出てからやろう」と考えていると、いつまで経ってもやる気は出ず、行動を起こせません。

アイドリング状態からエンジンをかけるには、まず動き出す必要があります。何か行動しているうちに、後からやる気はついてくるものなのです。

この性質を踏まえた上で、やる気を引き出すための5つの対策をご紹介しましょう。

対策1:ルーティンを作る

1つ目は、ルーティンを作ることです。ルーティンとは、最初からやることを決めておく「儀式」のようなものです。「この動作をやらないと気が済まない」という状態を作り、まずは体を動かしてしまいます。

朝起きて顔を洗い、歯を磨いてトイレに行くというような、いつものルーティンをこなしているうちに、体や脳が温まってきます。すると、「次はこれをやろう」というやる気が湧きやすくなり、新しいことを始めるスイッチも自然と入りやすくなります。

自分にとって動きやすいルーティンを見つけておくことは非常に重要です。

対策2:とにかく小さく動き始める

2つ目は、小さく動いてみることです。やる気が出なくても構いません。パソコンの電源を入れる、書斎の椅子に座るなど、どんなことでもいいので、とにかく最初の小さな一歩を踏み出してみてください。

少しやり始めているうちに、だんだんとやる気が出てきます。私自身もYouTubeの動画を撮影する際、「今日は疲れたな」と思うことがあっても、とりあえずスマホをセッティングして録画ボタンを押してしまいます。そうやって小さく動くことで、自然とスイッチが入り、話せるようになるのです。