プレゼン資料を見れば即バレ!仕事ができない人が見落としがちな「3つのルール」写真はイメージです Photo:PIXTA

ムダな会議、ムダな残業、ムダな気づかいに振り回されないためには、どうすればいいのか――。こんな悩みを解消するための具体的な技術を、元・日本マイクロソフト業務執行役員、澤円さんの著書『思考をアップデートする全技術』(アスコム)から一部抜粋して特別公開します。今回は「プレゼンの達人」と称される澤さんが、「伝わるスライドを作るためのコツ」について解説します。

スマートなスライドや振る舞いは
プレゼンに必須ではない

 プレゼンの際にきれいなスライドをつくるのは表面的なことに過ぎません。なぜなら、顧客の行動の変化に直結することとはまったく別問題だからです。

 プレゼンでスマートに振る舞うのも同じこと。スマートであるに越したことはないですが、それはあくまでも枝葉の部分に過ぎません。僕はこのことを、よくコンピュータにたとえて話しています。

《話し方・スタイル=インターフェース》

 コンピュータは、ディスプレイが美しいとユーザーから高い評価を受けます。でも、いくらディスプレイが美しくてもメモリやハードディスクの容量が数百メガバイトだったら、それはもうお話にならないわけです。むしろ、ディスプレイが美しいゆえにがっかり度は増すでしょう。

 同じように「話すのが苦手でも大丈夫?」「緊張するのはどうしたらいい?」と心配するのも、すべて枝葉の話であって本質ではないのです。

 結局のところ、スマートに振る舞うほうがいいのは、その人の自信になるからなのです。伝える必要のあるビジョンを押さえたうえでスマートに話すこともできたらさらに自信になることでしょう。

 つまり、自分がより具体的に成功体験として認識するために、話し方やスタイルを磨くアプローチもあるというだけの話なのです。

 ファッションモデルのように外見で自分を売り込むのならともかく「あの人、スマートだったけど、何を話していたっけ?」となるようでは、プレゼンは完全に失敗です。