笑顔を絶やさず
気配り上手のマイケル
彼の子ども好きは半端ではない。入場する際、子どもたちが並んで、英語で「トゥモロウ」を歌うという演出は見事にマイケルのハートをつかむことができた。ミュージカル「アニー」は前年から日本テレビの主催・製作となり、2年目のシーズンをむかえていた。
このパーティーでは始めから終わりまで彼の笑顔が絶えなかった。マイケルは「高価なプレゼントもうれしかったが、君達の歌がいちばん心に残ったよ」と、まわりに遠慮して小声で言い残し、上機嫌でパーティ会場を後にしていった。
このパーティーでは、日本に到着したときに会って以来、裏方にまわっていた私を見つけると、すかさず「どこに行っていたの」と声をかけてくれた。まわりへの気配りも忘れない男だった。
ミュージカル「アニー」出演の子どもたちと握手をするマイケル・ジャクソン。通訳のパトリックさん。写真左は、初代アニー役の菅野志桜里(旧姓)、現在の民進党元衆議院議員、山尾しおりである。
頭が下がった
本物のプロ根性
10月7日に大阪へ移動したマイケルは体調を崩す。
熱が下がらず、お医者さんから「入院!」といわれて、ショックで心臓が破裂しそうになった。
ところが、お医者さんに見せてもらったカルテには「マイケル・ジャクソン殿。病名・急性咽頭炎」と書いてあった。よく知ってる病名だった。私の子どもが小さいころよくかかったのと同じ病名。つまり、のどかぜだ。
超人のようなパフォーマンスをするマイケルが、わが子と同じ病気にかかっている。マイケルもやっぱり人間だったのか、と妙なことをつぶやいてしまった。







