「最近は職場の一体感がなくなった」「飲み会を開いても若手が集まらない」――そんな悩みを抱えるリーダーは少なくない。コロナ禍やリモートワークを経て、職場のコミュニケーションの形は大きく変わった。一方で、信頼関係を築く機会そのものが減り、チームづくりに苦労する職場も増えている。では、いまの時代に部下が前向きに参加したくなる交流の場は、どのようにつくればよいのだろうか。話題の書『リーダーのふるまい大全』の著者・本田淳也氏が、その考え方を解説する。
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飲み会が減り続ける現代の職場
飲み会には独特の良さがあります。
普段は見せない一面が見えたり、仕事では話せない本音が聞けたり、チームの一体感が生まれたりします。
デスクでは生まれにくい信頼関係が、お酒の席では自然と築かれることも少なくありません。
しかし、コロナ以降、職場の飲み会は激減しました。
若手社員も飲み会を敬遠する傾向が強まっています。
リモートワークの普及もあり、職場のコミュニケーションはますます希薄になっています。
だからこそ、飲み会という場を、もう一度見直してみませんか。
ただし、従来型の飲み会をそのまま復活させても、部下たちは喜びません。
「行きたくない」という気持ちにも、正当な理由があるのです。
新しい飲み会のルールを作る
そこで提案したいのが、「条件を付けた全員参加」です。
条件は以下の通りです。
・残業代を支払う
時間外の業務ということで、きちんと残業代を出す。
・お酌などの古い慣習は廃止
自分の飲み物は自分で注ぐ。上下関係を持ち込まない。
・上司が楽しむ場ではなく、部下が楽しめる場にする
主役は部下です。上司の武勇伝や説教は必要ない。
・一人ぼっちを作らない
ポツンとしている社員にも気を配る。全員が参加している実感を持てるように。
・一次会で終了
ダラダラと続けない。メリハリをつけることで、その時間を楽しむことができる。
これらのルールを明確にした上で、今回は「みなさんの働きやすい職場を作るためにも、全員参加でお願いします」と伝えるのです。
もちろん、家庭の事情や体調面など、参加が難しい人への配慮は欠かせません。
飲み会は「部下のため」に開く
部下たちも、「ただの飲み会」ではなく、「会社がきちんと考えてくれている」と感じれば、参加のハードルは下がります。
実際に参加してみれば、職場の人間関係が少し楽になったと感じる人も多いはずです。
大切なのは、飲み会を「上司の楽しみ」から「部下が楽しめる交流の場」へと位置づけ直すことです。
(本稿は、『3000件の職場の悩みを解決したプロが教える リーダーのふるまい大全』の発売を記念したオリジナル記事です)








