2026年は「うなぎ」が安くなる?スーパーが「赤字覚悟」で売り出す理由とは(写真はイメージです) Photo:PIXTA
7月26日は土用の丑の日です。『読めばもっとおいしくなる うなぎ大全』(講談社)の著者で、うなぎマニアとして「マツコの知らない世界」(TBS系)などにも出演経験のある高城久さんに、「2026年うなぎ重大ニュース」を聞きました。(ダイヤモンド・ライフ編集部)
シラスウナギが豊漁
→うなぎは安くなる!
――「2026年うなぎトレンド」は何ですか? 注目ポイントを教えてください。
2025年、2026年と2年連続でシラスウナギ(稚魚)が豊漁となりました。このことを背景に、卸価格や一部小売価格にはうなぎの値下がり傾向が見られます。特に蒲焼加工品ではこの傾向が数年続くと思われます。
ただし、飼料費・人件費・物流費・光熱費は高止まりしているため、消費者が実感できる値下げには「業態差」が出そうです。例として、スーパーマーケットで売っているうなぎ加工品は、以前よりも少し安いでしょう。
さらに言うと、うなぎの養殖は日本だけでなく、中国や台湾でも盛んです。日本では今、メスウナギがブームです(詳細は後述)。その影響もあって結果的に、中国産うなぎが流通市場でだぶついているようなのです。うなぎ冷凍加工品は消費期限が約2年あるので、今後を見据えて先に値下げをしている可能性もありますね。
しかも2026年は丑の日が1回しかなく、スーパーなどの量販店は7月26日に合わせて商戦を展開するので、多少の赤字を覚悟してでもうなぎをたくさん出すことが予測されます。
また、国産和牛が値上がりしていることから、同じ「ごちそう感」のある食材でも、高くて手の届かない和牛よりも値ごろなうなぎにシフトしているのではないか、とある業界関係者が話していました。
――スーパーに行くとほとんどの食品が値上がりしている中で、うなぎが値下がり傾向にあるというのは意外でした!
もうひとつのトレンドが、フランチャイズ(FC)うなぎ業界における競争軸の変化です。2026年のFCうなぎ業界では「店舗数を競う時代」から「ブランド価値を高める時代」に変わる動きが見られます。







