私はSNSで新しい友だちを作るのではなく、信頼できるリアルな友人に「布教」する派。一緒に推し活を楽しんでいるのは、長年のママ友やご近所さんなど気心の知れた4人組です。

 旅行も兼ねて地方公演に行くことも多いのですが「ホテルは全員シングルで」が鉄則。ビジネスホテルを各自で確保し、ライブ以外の時間はあえて予定を合わせすぎないようにしています。生活リズムや家庭の事情も違いますし、臨機応変にマイペースに。現地で参加できなかった友人とは、別の日にホームパーティで鑑賞会。それぞれの生活を優先する大人の付き合いが、推し活も友情も長く楽しく続いている理由かもしれません。

 スマホは、もっぱら情報収集と遠征の手配に使っています。ライブの日程が決まったら、まずは「楽天トラベル」などのアプリでキャンセル可能な宿を即確保。グローバルに活躍しているグループなので、有志のファンが翻訳してくれた韓国語の動画を見たり、国内外のライブ後の感想をチェックしたりして楽しんでいます。私は続かなくてやめてしまったのですが、アプリで韓国語の勉強をしている人の話も聞きますよ。

 周囲には更年期障害に悩んでいた友人知人も多いのですが、私や推し活仲間は驚くことに揃って無縁でした。私自身も、仕事や家事に疲れているときでも「次のライブまでがんばろう!」という気持ちが支えてくれていた気がします。

 夜な夜な新しい動画を見たり、ライブ映像を見ながら友人と笑い合ったり、疲れた日もスマホケースに見えた推しのロゴを見てニヤッとしたり。日常の小さな潤いが、心と体を元気にしてくれています。

推しに会うための健康管理が
日々のハリになる

【弘子さん/50代女性】

 三代目 J SOUL BROTHERSにハマったのは、2017年のこと。友人に誘われてライブツアー「UNKNOWN METROPOLIZ」に参加したのがすべてのはじまりでした。それまで彼らに対して持っていたイメージは、よい意味で裏切られました。ただ歌って踊るだけでなく、巨大なステージセットや最新鋭の映像演出、そしてドームを揺らすような熱気……。そのスケールの大きさに「こんな世界があるんだ!」と圧倒されたのを覚えています。