東京圏の混雑率の
ワースト5は?
東京圏の混雑率を路線別に見ていこう。1位から3位は昨年と同じ並びになった。1位は2020年度から6年連続となる日暮里・舎人ライナー(赤土小学校前→西日暮里間)で、混雑率は前年度比1ポイント減の176%だった。
混雑率ランキング1~20位の路線 拡大画像表示
輸送量は同0.2%増だったが、定員の多い新型車両の導入で輸送力が0.8%増加したことで混雑率が微減した。2024年度の輸送量は2023年度から5.8%増加しており、輸送力のパンクが心配されていたが、横ばいとなった。
2位は埼京線(板橋→池袋間)で、同4ポイント増の167%。3位は日比谷線(三ノ輪→入谷間)で、増減なしの163%だった。埼京線はコロナ前から首都圏を代表する混雑路線だが、日比谷線は2021年度以降、急激にランクが上昇した路線だ。
2018年度と2025年度の日比谷線各駅の乗降客数を比較すると、大幅に減少したのは築地(23.7%減)、六本木(20%減)、日比谷(19%減)だ。築地は築地市場移転、六本木と日比谷は周辺オフィスの勤務形態変化の影響だろう。
一方、コロナ前を大幅に上回るのは南千住(7%増)、入谷(11.3%増)、三ノ輪(13.4%増)。仲御徒町も0.7%の微増である。日比谷線の最混雑区間は三ノ輪→入谷間なので、北千住方の好調が寄与していそうだ。
4位は前年度の15位から一気に上昇した東西線(中野方面行き)だ。東西線も東京屈指の混雑路線であり、2019年度は199%で不名誉な1位だった。コロナ後は混雑が落ち着いていたが、前年度比10ポイント増の160%となった。
5位の総武快速線も混雑路線であり、2019年度は11位(181%)だった。2020年度は34位へ大幅にランクダウンしたが、2022年度以降、18位、14位、11位と徐々に順位を上げていき、2025年度は5位(160%)となった。
かつての混雑路線がランキングに戻ってくる傾向は他のJR東日本線にも見られる。京浜東北線(大宮方面)、東海道線、京浜東北線(桜木町方面)、中央快速線はコロナ禍当初の落ち込みから階段状に順位を上げ、2019年度のランキングに近い陣容がそろった。反対に2020年度、2021年度に2位だった武蔵野線は、3位、6位、10位、13位と順位を下げている。







