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株式投資では「何を買うか」「いつ売るか」が成功の鍵と思われがちだ。しかし、ヒマつぶしのデイトレで1000勝を超える戦績を持つマネー評論家の榊原正幸氏は、それ以上に重要なのが「資金配分の戦略」だと説く。相場に振り回されず着実に資産を増やすための投資術を、実際の事例をもとに解説する。※本稿は、マネー評論家の榊原正幸『60歳までに億り人になる思考法 なぜ富裕層は好んで借金をするのか?』(PHP研究所)の一部を抜粋・編集したものです。
買うよりも売る方が
遥かに難しい株式投資
株式投資で上手に利益を得ようという場合、ほとんどの人が、
〈1〉どの銘柄を買えばいいのか?(銘柄選別)
〈2〉いくらで、いつ買えばいいのか?(買い値と買う時期の決定)
〈3〉いくらで、いつ売ればいいのか?(売り値と売る時期の決定)
がうまくいけば、それで完璧だと考えるでしょう。
有望な銘柄〈1〉を安い株価で買って〈2〉、買ったよりも高い株価で売れば〈3〉、たしかに利益は得られますからね。
なお、いくらで、いつ売ればいいのか?については、非常に荒削りながら、一言で言ってしまえば、「配当利回りを超える売却益が得られるのなら、いくらで、いつ売っても、それは正解だ」ということになります。
そして、株式投資においては、「買うよりも、売る方が遥かに難しい」のです。
なぜなら、優良企業の安値圏で株式を買っておけば、下値(=安値)は限定的ですが、上がる時は想定以上に上がることもあるからです。
それと、売る時には、人間の「欲望」が適正な判断を邪魔しますし、暴落時にも「恐怖」が冷静な判断を邪魔します。







