思春期の反抗と、誠実さの伝わり方
もちろん、子供には「思春期」があり、何でも反抗したくなる時期が訪れます。自我が芽生え、「自分はこうしたい」という自分軸ができ始める大切な段階です。親と対立し、言うことなすこと全てに反抗する時期があるかもしれませんが、それは一時的なものです。
最終的には、やはり親の背中がものを言います。親自身が一生懸命に生き、子供への思いが態度として表れ、言動が一致している(=誠実である)ならば、子供は最終的に「いい親だ」と思ってくれるはずです。親の行動が伴っていないのに言葉だけで取り繕っても、何も伝わらないどころか逆効果になってしまいます。
子育ての悩みを相談に来られる親御さんは、わざわざ質問に来てくださるくらい、子供の幸せを本気で願っています。今はうまくいかなくても、子供への思いを持ち、行動に移しているのなら、いつか必ずその気持ちは子供に伝わります。
1人で抱え込まず、たまには「童心」に返ってみる
さまざまな環境や事情があるため、これだけで全てが解決するわけではありません。どうしても上手くいかない時は、一人で抱え込まずに然るべき関係者や専門家にヘルプを出すことも大切です。それでも、根本的に自分の背中と行動が一致していれば、最後はうまくいくと私は信じています。
偉そうに「いい親の条件」などと語りましたが、結論としては「真面目に子供と向き合い、首尾一貫した行動を示していれば、ちゃんと子供に伝わる」ということです。理想通りにいかず「申し訳ない」と思うことがあっても、その心からの申し訳なさがそこにあれば、それだけで気持ちは伝わるものです。
いつも一緒にいながら子供を大切にしない関係よりも、忙しくて年に一度しか遊園地に行けなくても、その1日を本当に大切に過ごすことの方が、子供の記憶に深く残ることもあります。
最後に、親として悩んだ時は、「自分が子供だった時の気持ち」を思い出してみてください。毎日親の視点だけで接していると、つい子供側の気持ちを忘れがちです。「自分が子供だったらどうしてほしかったか」と、たまには童心に返って振り返ることも、子育てにおいて非常に大切なことかもしれません。




