ゲームによって知的好奇心が刺激され、新しい学びや体験の扉が開くこともあります。安易に禁止するのではなく、よいつきあい方を子どもといっしょに考えることが先決です。

「ゲーム禁止!」で起きた
4つのトラブル事例

●親の昔のスマホを隠し持っていた
 息子と話し合い、帰宅したらスマホを親に預けて勉強する約束をしました。でも、どうも様子がおかしい。こっそり息子の部屋を見てみると、私が以前使っていたスマホが引き出しの中に。このスマホでオンラインゲームをしていたみたいです。(中2男子・母)

●親に暴力をふるってとり返そうとした
 オンラインゲームに熱中しているせいで、学校の成績が下がり続けている息子。父親があきれて「息子のスマホを解約する」と宣言したところ、息子は激怒し父親に殴りかかった。普段はとても温和な子なのに……ショックです。(高1男子・母)

●友だちの家の迷惑になっていた
 わが家では「ゲームは1日30分だけ」というルールを決めていて、子どももそれを守っていると思い込んでいました。ところが、放課後や休日に友だちの家を回ってゲームをさせてもらっていたことが判明。小1の子の家にまで行っていたようです。(小6男子・母)

●ネットカフェに入りびたり
 自宅でゲームをしなくなったのはいいけれど、学校からの帰宅時間が次第に遅くなりました。あるとき学校から連絡がきて、ネットカフェで友だちとゲームをしていることが判明。お年玉貯金をとり崩してネカフェ代を払っていたようです。(高2男子・母)

※以上は、実話にもとづいたフィクションです。

どんなルールで遊ぶかは
子ども自身に考えさせよう

 ゲームに「悪い依存」をしている場合、「良い依存」に戻すのは簡単ではありません。アルコール依存症の治療法では「完全にお酒を断つ」というやり方がありますが、ゲームの場合にはそうはいきません。スマホを持たない生活は考えられない時代ですし、手元から奪ったとしても隠れて使用することは可能です。たとえ本人が我慢しようと思っても、そこら中にゲームの広告が出ているし、友だちはみんなやっている。全面禁止はかなり難しいと考えたほうがいいでしょう。