松本俊彦
若者の「市販薬オーバードーズ」が2014年に急拡大した皮肉な理由【精神科医が解説】
東京の新宿・歌舞伎町にある東宝ビル脇の路上。そこに集まる通称「トー横キッズ」たちの薬物乱用が社会問題になっている。そんなある日、薬物依存の専門医・松本俊彦は、トー横の光景を前にして、あることに気づいた。一斉補導ではない、「トー横キッズ」たちに本当に必要なこととは?本稿は横道 誠、松本俊彦共著『酒をやめられない文学研究者とタバコをやめられない精神科医が本気で語り明かした依存症の話』(太田出版)のうち、精神科医である松本俊彦の執筆パートの一部を抜粋・編集したものです。

なぜ人は酒やクスリに依存するのか?医師が教える「本当の理由」が納得感しかなかった!
「仕事終わりにビールを飲めるから、つらい仕事も頑張れる」と考える勤め人は多いだろう。かくも人間は何かに「依存」して生きている。脳の報酬系はこうした快感の刺激を受け、本人の意志とは関係なく反復する癖がつき、やがて「依存症」を招く。では、なぜ快感にほど遠い自傷行為が習慣化することがあるのか?本稿は横道 誠、松本俊彦共著『酒をやめられない文学研究者とタバコをやめられない精神科医が本気で語り明かした依存症の話』(太田出版)のうち、精神科医である松本俊彦の執筆パートの一部を抜粋・編集したものです。
