あなたは「自分の老後」を想像したことがあるだろうか? 「これをしよう」「あれをしたい」と考えている人もいるかもしれない。だが、人が老後に後悔してしまうことがあるという。本記事では、習慣本の超決定版『あきれるほど小さい習慣』をもとに、「老後真っ先に後悔すること」について解説する。(構成/ダイヤモンド社・秋岡敬子)

老後「真っ先に後悔する」こと・ワースト1Photo: Adobe Stock

「老後に後悔したくない」と思いますか?

 あなたは「自分の老後」を想像したことがあるだろうか?

 老後のために貯金をしていたり、健康に気をつけたりと、後悔しないように準備している人もいるかもしれない。

先輩に聞いた「後悔していること」

 以前、先輩と話していたときのことだ。

「後悔していることとか、今のうちにこれやっとけみたいなことはありますか?」と聞いてみた。

 すると、「若いうちから運動しておけばよかった」という答えが返ってきた。

 何度も運動を始めようとは思ったものの、「やるなら毎日30分くらい歩かないと意味がない」と考え、なかなか始められなかったという。

「時間ができたらちゃんとやろうと思ってたんだけどね」

 先輩はそう言っていた。

 しかし、「ちゃんとできる日」を待っているうちに、何年も経ってしまったのである。

 では、未来の自分が後悔しないためには、どうすればいいのだろうか。

人はつい「完璧」を求めてしまう

『あきれるほど小さい習慣』には、こんなエピソードがある。

ストイックな人だけが成功するわけではありません。
むしろ、ほとんどの人は「疲れたら、すぐにゴロゴロしたい」と思うような、普通の感覚の持ち主です。
だからこそ、最初から「完璧すぎる計画」を立てて挫折するよりも、「え、これだけ?」とあきれるほど小さい習慣を準備しておくほうが、はるかに現実的です。
そして、そのほうが確実に未来の自分を変えられます。
小さく始めることは、「甘え」や「逃げ」なんかじゃありません。
「理想の自分」に向けて、習慣を積み上げるための戦略なのです。

――『あきれるほど小さい習慣』より

 私たちは、何かを始めようとするとき、つい「ちゃんとやらなければ」と考えてしまう。

 運動なら毎日30分。勉強なら毎日1時間。貯金なら毎月何万円。

 しかし、ハードルを上げすぎた結果、何も始められなかったり、続かずに終わることばかりだ。

あきれるほど小さく始めるだけ

 何かを始めようとするとき、完璧を求めるとどうしてもハードルが高くなり、続かなくなってしまう。

 だからこそ、まずは1分だけ歩く。本を1ページ読む。少額でも貯金を始める。

 たとえ小さくても、今日あきれるほど小さく始めれば、その行動は10年後、20年後まで積み重なっていく。

 それだけで、「もっと早く始めておけばよかった」と後悔することもない。

 未来の自分を変えるのに、大きな決意はいらないのだ。