感じのいい人は最初に
「目の前にあるもの」を言葉にする

 感じのいい人が雑談の最初によく使うのが、目の前にあるものを言葉にする方法です。「このオフィス、天井が高くて開放感がありますね」「その資料、しっかり作り込まれていますね」など、目についたものを話題にしてみましょう。

 窓からの景色や置かれている観葉植物、相手が持っているカバンや文房具など、目に入るものであれば何でも切り口になります。

 ポイントは、ただ事実を口にするのではなく、必ずポジティブな一言を添えることです。

 感じのいい人は、「天井が高いですね」で終わらせず「天井が高くて開放感がありますね」、「資料が分厚いですね」ではなく「資料がしっかり作り込まれていますね」というように、前向きな評価を加えています。肯定的な視点が加わるだけで、相手は少しいい気分になります。

 緊張しやすい人ほど「目の前にあるものを、ポジティブな言葉にする」という癖をつけておくと、雑談へのハードルが下がるはずです。わざわざ新しい話題を探しに行く必要がないので、誰でも自然に切り出せます。

 相手も同じものを見ているため共感しやすく、「あ、たしかに」「そうなんですよ」という相づちが自然に返ってくるはず。話が続かずに固まってしまう心配もありません。

相手を主語にした
軽い質問をする

 感じのいい人は、相手を少しでも理解しようと努力します。雑談タイムでも、「○○さんは、よくこの辺りにいらっしゃるんですか?」「この時間はいつもお忙しいんですか?」など、相手を主語にした軽い質問を投げかけています。

 自分の話から入るのではなく、相手に関心を向けるのがポイントです。自然と、相手が話しやすい雰囲気を作ることができるからです。

 答えやすい質問であればあるほど、相手も気負わずに返事ができるので、自然と会話は広がります。イエス・ノーで答えられるくらいシンプルな質問から始めると、相手も身構えることなく応じてくれるでしょう。

 ただし、深掘りしすぎる質問や、込み入った質問はNG。ひょいっとボールを渡すイメージで、軽い質問から始めましょう。相手が答えてくれた内容に対して、さらに一言リアクションを添えれば、会話は自然と次のターンへとつながっていきます。