特別に話がうまいわけでも、いつも場の中心にいるわけでもない。それなのに、職場でもプライベートでも、なぜか周囲から好かれる人がいる。人に好かれるためには、高いコミュニケーション能力が必要だと思いがちだが、本当にそうなのだろうか。本記事では、習慣本の超決定版『あきれるほど小さい習慣』をもとに、「人に好かれやすい人の特徴」について解説する。(構成/ダイヤモンド社・秋岡敬子)
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「なぜか人に好かれる人」は、何が違うのでしょうか?
特別に話がうまいわけでもない。
いつも場の中心にいるわけでもない。
それなのに、職場でも友人関係でも、なぜか周りから好かれている。
そんな人はいないだろうか。
名前を覚えていた先輩
職場に、やたらといろいろな部署の人から好かれている先輩がいる。
ある日、一緒に別の部署へ行ったとき、その先輩が、「この前のイベント、大変だったでしょう。お疲れさまでした」と声をかけていた。
相手は少し驚きながら、「覚えててくれたんですか」と嬉しそうに笑っていた。
先輩にとっては、ほんの一言だったのだと思う。
しかし、言われた側にとっては、「自分のことを見てくれていた」と感じられる一言だった。
「たった1つ」にも意味がある
『あきれるほど小さい習慣』には、こんなエピソードがある。
数え切れないくらいのヒトデが砂浜に打ち上げられ、死にかけていることに気がついた。
その異常な光景にしばし茫然(ぼうぜん)としていると、ふと遠くのほうで若い女が、1つ1つヒトデを拾い上げては海に向かって投げ返す姿が目に入る。
男はその女のところまで近づいていき、こう声をかけた。
「そんなことしたって時間の無駄じゃないか。こんなにたくさんのヒトデがあるのに、そんなことをして、いったい何の意味があるんだい?」
すると、その女は足元にあったヒトデを1つ拾い、思いきり海に向かって投げ返した。
「あのヒトデにとっては意味があったわ」と言って、足元にある別のヒトデに手を伸ばした。
――『あきれるほど小さい習慣』より
人間関係でも、「こんな一言くらい言っても意味がない」と考えてしまうことがある。
しかし、自分にとっては些細なことでも、相手にとっては大きな意味を持つことがあるのだ。
好かれる人は「小さなこと」を惜しまない
「ありがとう」と伝えたり、以前話していたことを覚えておく。
これらは、特別なコミュニケーション能力が必要なことではない。
それでも、そんな小さな行動を積み重ねていると、「この人は自分を大切にしてくれる」という感覚が相手の中に残っていく。
人に好かれやすい人の特徴・ベスト1は、相手のための「小さな行動」を軽く考えないことだ。
大勢から好かれようとする必要はない。
目の前にいる一人に、小さな気遣いを届ける。
その積み重ねが、いつの間にか「なぜか人に好かれる人」をつくっていくのである。








