「筋トレが好きな人はやればいいですが、やらされている感がある人は、外に出られない日は休むというのも大事です。インターバル速歩は体力向上のための運動トレーニングをわざわざジムに行かなくても実施できる画期的な方法として米国で紹介されました」

「ですからわざわざ自宅で筋トレしたり、ジムに行ったりしなくても、四季を感じながら外を歩く。そのほうが五感を使い、脳の刺激になると私は思います」

運動後に
コップ1~2杯の牛乳を

 そして運動後にコップ1杯から2杯の牛乳を飲むことも重要なポイント。牛乳が苦手な人はヨーグルトでもいい。運動直後から1時間経過する頃までは全身のたんぱく質の合成が促進される状態が続き、牛乳に含まれるアミノ酸(たんぱく質)が肝臓や筋肉で吸収されやすい。

「このアミノ酸の利用が肝臓で進むと、アルブミンというたんぱく質の合成が促進され、血液量の増加につながります。また筋組織で同様の反応が生じると、筋たんぱく合成が高まり筋肥大を促進するのです」

 それらは身体を暑さ、寒さに強くしてくれるという。

「アルブミンは血管内の水分を保持する働きがあります。ややキツイと感じる運動を1日15~30分程度行い、その後牛乳を飲む。これを2週間くらい続けると、血液量が100cc程度増えるのです」

「少ない量に思われるかもしれませんが、これだけの血液量が増えると発汗など体温調節反応が劇的に改善し、暑さに強い体になります。筋肉もより太くなって基礎代謝量が上がり、寒さにも強い体になります」

5カ月すると筋力10%向上
血圧・血糖・肥満が20%改善

 能勢氏の研究ではインターバル速歩を始めて5カ月すると、筋力が10%向上し、血圧、血糖、肥満が20%程度改善することがわかっている。

 だが、もっと短期間で体重減少や姿勢改善、睡眠の質の向上のほか、疲れにくくなる、風邪をひきにくくなる、関節の痛みが取れるといった効果が実感できるという。 そしてこれらの効果を実感すると、「この体を手放したくなくなる」と能勢氏が強調する。

「鬱々としていた毎日から抜け出し、頭がスッキリし、疲れにくく、よく眠れるようになります。人からも若いね、肌ツヤがいいねと褒められるでしょう。私は『生活の質が変わる』と表現するのですが、運動がやみつきになりますよ」

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