信州大学医学部特任教授の能勢博氏 Photo by Hitoshi Imai
健康維持に役立つとされる新しい歩行運動「Japanese walking」(ジャパニーズウォーキング)をご存じだろうか。ワシントン・ポスト、ニューヨーク・タイムズ、タイム、フォーチュンなど米国メディアに多数取り上げられ、海外で大ブームを巻き起こしている。考案者は、信州大学医学部特任教授の能勢博氏だ。具体的な行い方や、得られる健康効果、その根拠について迫った。(ジャーナリスト 笹井恵里子)
だらだら歩きを続けても
筋力はほとんどつかない
〈Just 30 minutes a day of Japanese walking may help you get in shape〉(1日たった30分のジャパニーズウォーキングで健康維持に効果あり)――『The Washington Post(ワシントン・ポスト)』
〈‘Japanese walking’ Is a Fitness Trend Worth Trying〉(ジャパニーズウォーキングは試す価値があるフィットネスだ)――『The New York Times(ニューヨーク・タイムズ)』
他にも『FORTUNE』『TIME』などで、能勢博氏(信州大学医学部特任教授)が提唱する歩行運動が注目を集めている。
「私が研究結果を発表したのは20年近く前の話ですが、ここ数年の海外での人気がすごいのです」と、能勢氏も驚く。ちなみにジャパニーズウォーキングは、海外メディアの呼び名で、能勢氏は研究発表当初から「インターバル速歩」と呼んでいる。
「24年にNHKワールド『Medical Frontiers』(メディカルフロンティア)でインターバル速歩が英語で紹介され、大きな反響がありました。翌年の25年にはオーストラリア人のインフルエンサーがソーシャルメディアでJapanese walkingとして紹介し、TikTokでも大ブレークしたのです」
今も、はるばる海外から信州大学にいる能勢氏のもとまで取材に訪れる記者もいるのだという。
さて、それでは能勢氏が提唱するインターバル速歩(ジャパニーズウォーキング)とは何か――。
「大切なことは、だらだら歩きをいくら続けても、筋力はほとんどつかないということです」と能勢氏。







