待ちに待った連休。「せっかくの休みだから有意義に過ごしたい」と、旅行や勉強、読書など、あれこれ予定を立てる人も多いだろう。しかし、いざ休みが終わると「結局、何もできなかった」と後悔することもある。では、頭のいい人は連休をどう過ごしているのだろうか。本記事では、習慣本の超決定版『あきれるほど小さい習慣』をもとに、「頭のいい人が連休にすること」について解説する。(構成/ダイヤモンド社・秋岡敬子)

「頭のいい人」が連休にすること・ベスト1Photo: Adobe Stock

「せっかくの連休だから」と予定を詰め込んでいませんか?

 待ちに待った連休だ。

「せっかくだから旅行に行こう」
「読みたかった本も読もう」
「部屋も片づけたい」
「仕事の勉強もしよう」

 しかし、そんなふうに、やりたいことを次々と詰め込んだ経験はないだろうか。

仕事のできる先輩が連休にすること

 仕事のできる先輩と連休前に話していたときのことだ。

「休み、何するんですか?」と聞くと、「映画を1本観に行く。それだけ決めてる」と言う。

 意外だった。
 普段から仕事が速く、休日まで計画的に過ごしていそうな人だったからだ。

「ほかには何もしないんですか?」と聞くと、「もちろん、そのときやりたいことはするよ。でも、絶対やりたいのはそれだけ。映画観られたら、この連休はもう成功」と笑っていた。

 連休だからといって、すべての時間を有効活用しようとしない。
「これができればOK」というラインを、驚くほど低く設定していたのである。

「完璧すぎる計画」は挫折しやすい

『あきれるほど小さい習慣』には、こんな一節がある。

ストイックな人だけが成功するわけではありません。
むしろ、ほとんどの人は「疲れたら、すぐにゴロゴロしたい」と思うような、普通の感覚の持ち主です。
だからこそ、最初から「完璧すぎる計画」を立てて挫折するよりも、「え、これだけ?」とあきれるほど小さい習慣を準備しておくほうが、はるかに現実的です。
そして、そのほうが確実に未来の自分を変えられます。
小さく始めることは、「甘え」や「逃げ」なんかじゃありません。
「理想の自分」に向けて、習慣を積み上げるための戦略なのです。

――『あきれるほど小さい習慣』より

 休みが3日あれば、3日分を充実させたくなる。

 しかし、「あれもこれも」と予定を詰め込めば、一つ崩れただけで計画全体が嫌になってしまう。

 そもそも、普段仕事をしている人なら、疲れて昼まで寝てしまう日があって当然だ。
 頭のいい人は、そんな自分まで計算に入れている。

頭のいい人は「連休の合格ライン」を低くする

 連休を充実させるために、毎日予定を入れる必要はない。

 読みたかった本を1冊読む。気になっていた店に行く。映画を1本観る。
 何でもいい。

 頭のいい人が連休にすること・ベスト1は、「これだけできれば十分」という小さな目的を一つ決めておくこと

 自分で決めたことを一つ達成できれば、「何もしなかった連休」にはならない

 連休を全部充実させようとしないからこそ、本当にやりたかったことを一つ楽しみ、ちゃんと休むこともできる。
 そんな「合格ラインの低さ」も、頭のいい人の時間の使い方なのだ。