「結局、点数稼ぎでしょ?」
世間の声に対する本音

 警察がこれらの地点で取り締まりを行う理由について、巷では「結局、取り締まりをしやすい場所で点数稼ぎしているだけだろう」という声がよく聞かれます。

 しかし、これは誤解です。繰り返しになりますが、警察が取り締まりを行う場所は、交通違反や事故などが発生しやすい場所でもあります。

 取り締まりを「する側」と「される側」とでは、その受け止め方や感情が大きく異なることは十分に理解しています。ですが、警察は「捕まえやすいから」という理由だけで場所を選んでいるわけではありません。これは知っておいていただきたい事実です。

 実は交通部門の警察官や交番のお巡りさんは、自身の通勤途中や休日も、交通違反が多い場所や違反している車両に目を光らせることがあります。

 例えば、職場に向かう際も「この時間帯は通行禁止の違反をする車が多いな」とマークします。休日も完全にオフというわけではなく、道路を見ながら「ここは一時停止をしない車両が多くて危ないな」と頭に入れます。

 一般ドライバーの方は、周囲に警察官の姿が見えなければ「取り締まりをしていないから安心だ」と思うかもしれません。

 ですが、その裏側では、通勤中の警察官や、オフの日の警察官が「ここでは違反が起きやすい」という情報を得ているのです。

 実際に、こうした知見を踏まえて、これまで述べてきた定番スポットから取り締まりの場所を変更することもあります。

 当然ながら、毎回同じ場所で取り締まりを行っていると、そのエリアだけで速度を落とすなど対策するドライバーが増えます。このことは警察も分かっています。

 そのため、注意喚起の観点から、いつもとは反対の車線で速度の取り締まりを行ったり、時には一本違う道路で交通検問を行ったりと、あえて取り締まり場所を変えるのです。