そのためには、まず聞く。会社を理解する。周囲との信頼関係をつくる。そのうえで初めて、自分の経験を出していくのです。
もう一つ、中途入社では採用した経営層との期待値調整も欠かせません。
現場との信頼関係づくりに時間をかけていると、採用した側からは「いつ成果が出るのか」と焦られることがあります。そこで、「まずこの期間で現場を理解し、次にこの段階で自分の経験を生かして成果を出す」と、あらかじめマイルストーンを共有しておくことです。
中途入社というと、「初日から即戦力でなければ」と考えがちです。
しかし、本当に成果を出したいなら、最初にやるべきなのは、自分の正しさを証明することではありません。
新しい会社を知り、そこで働く人たちの話を聞き、「なぜ今のやり方になっているのか」を理解することです。
過去の経験は、その土台ができてから初めて武器になります。
「前の会社ではこうだった」と言いたくなったときこそ、いったん立ち止まる。その一言を飲み込み、まず「なぜ今はこうしているのですか」と聞いてみる。
私は、それが中途入社で信頼を得るための第一歩だと思っています。
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