図表:支払い内容の内訳(実質年率6%の場合)トヨタファイナンスのTS CUBIC WEBサイトで、通常分割支払いのシミュレーション
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図表:支払い内容の内訳(実質年率5%の場合)トヨタファイナンスのTS CUBIC WEBサイトで、残クレのシミュレーション
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 今回のシミュレーションでは、分割払手数料(利息総額)はそれぞれ、通常が74万6364円、残クレ(年利5%)が103万499円となりました。その差は実に28万4135円。この差が生まれる原因も、残価にあります。通常ローンでは元本がどんどん減っていきますが、残価設定ローンの場合は設定した残価が、最後まで元本として残り続けるためです。

 ディーラーは新車だけでなく、中古車も販売しています。中古車ビジネスで最も難しいのが仕入れです。新車はメーカーに注文すれば入荷しますが、中古車は下取りやオークションで仕入れます。オークションのクルマは過去の管理状態が不明瞭な場合もありますが、残クレで販売したクルマは、整備履歴も含め自社で管理していた状態のまま戻ってきます。

 残クレは売り手側から見ると、「利息や手数料が多く取れ、売ったクルマの身元がきれいな状態で戻ってくる」という、非常にメリットの大きなビジネスなのです。

 日銀による政策金利の引き上げは、住宅ローンやマイカーローンの金利上昇にも大きく影響します。通常のオートローンはもちろん、残クレの設定金利も上がります。

 しかも残クレは仕組み上、金利が上昇した際の「総支払利息の増え方」が通常のローンよりも大きくなるという隠れたリスクがあるのです。

 残クレは残価設定があるため、分割払手数料が高くなりがちです。金利が上がれば当然、手数料負担も増えます。

 気を付けたいのは、月々の支払額自体はさほど上がらない点です。冒頭から紹介しているシミュレーションで、残クレ金利が5%→6%→7%へ、1%ずつ上がった場合を確認してみましょう。