「残クレ」アルファードで金利が1%上がると〈利息〉はいくら増える?隠れたリスクに震える…身の丈以上のクルマを残クレで買うのは、健全なカーライフとは言えません(画像はTS CUBIC WEBサイト)

 正解は、「身の丈に合ったクルマを選ぶこと」に尽きます。メディアは最新技術や魅力的なモデルをどんどん紹介してきますが、身の丈以上のクルマを買ってローンや走行距離制限に追われるようでは、健全なカーライフとは言えません。

 かつてクルマの購入予算は「年収の3分の1まで」が理想とされていました。しかし車両価格が高騰する一方で所得が伸び悩む現在、この理想を叶えるのは難しく、実際には「年収の2分の1」まで予算を広げるケースが増えています。

 購入予算に加えて、税金やガソリン代、保険料や駐車場代などの維持費もかかります。家計におけるクルマ関連費用の割合は年々、大きくなっていることでしょう。軽自動車の根強い人気や、サブスク(定額利用)の普及もこうした背景があるからです。

 日本では歴史的にクルマが「高額な資産」と見なされてきたため(登録車に実印・印鑑証明が必要なのもその名残です)、高級志向になりがちです。しかし現実には、一部の希少車を除いて年数が経てば資産価値(買取価格)は大幅に下落します。

 高金利時代に突入した今こそ、見栄やイメージに惑わされず、自分のライフスタイルと家計に合ったクルマ選び・買い方を再検討してみる良いタイミングと言えるでしょう。

諸星陽一・モータージャーナリストプロフィール