それでは当然、仕事は手離れしません。こういう人に限って、自分がやりたくない仕事は平気で人に押し付けようとしてきたりするんですよね。
仕事に「感情」で
差をつけるのはNG
私は、感情で仕事に差をつけないということをずっと意識してきました。どの仕事もフラットに扱ってきたつもりです。それは、総じてやりたくないというか、任せられるものなら任せたいという気持ちが先にあるからです。
でもそれ以上に、仕事に差をつけるのは失礼だと思っています。「こちらの番組は一生懸命やってるのに、あちらの番組は手を抜いてるな」と思われるような仕事をするのは、失礼じゃないですか。自分でもそういう人をよく見てきたので、周りにはすぐバレてしまうはずです。
私は経営者になったので、ギャラや制作費による稼働時間の差はつけます。しかし、会社員なら、仕事に差をつける理由はないのではないでしょうか。
ちなみに、イベントなどでトラブルが起きたときも、「よりによって、なんで今トラブルが起きるんだ」「この人はなぜこんなミスをするんだ」といった感情を持ち込まないようにしています。シンプルに時間の無駄だからです。一発勝負で、時間も限られているイベントで、人に感情をぶつけているヒマはありません。
考えるべきは、「なぜそのトラブルが起きたのか」「どうすれば切り抜けられるのか」。理由とそこから導き出される解決策だけです。
そのために私は、当事者に必要な情報だけを聞き、相談すべき人にすぐ確認し、決断します。迷っている時間などありませんから、とにかくすぐ動いてすぐ決めるだけです。
おかげでプライベートのトラブルでも、解決に向かって一直線に進めるようになりました。財布や鍵を失くしたら、自分の行動をすべて思い返し、行けるところにはすぐに向かい、行けないところにはすぐに連絡を入れるなど、その時点でできることは全部やる。
できる人はそもそも物を失くさないのかもしれませんが、日々ぼーっと過ごしている人間なのでよく失くします。失くすのは防げないので、せめてトラブル対応能力だけは高めておこうと思っています。







