製薬会社が減量薬の臨床試験(治験)を行う中で、これまで問われてきたのは「どれだけ体重が減るのか」だった。それが今では「どのような種類の体重が減っているのか」へと変わりつつある。急激な減量はデメリットを伴うことがある。脂肪と共に筋肉も大幅に落ちると、けがをしたり転倒しやすくなったりする可能性がある。製薬各社は、この問題を解決するため、筋肉を保護しつつ体脂肪を狙い撃ちする新世代の薬の治験を進めている。今週ミラノで開かれた医療分野の会議では、デンマークのノボノルディスクや米国のイーライリリー、リジェネロン・ファーマシューティカルズといった企業の中期・後期段階の治験結果が発表され、複数の候補薬が筋肉をよりうまく温存しつつ、健康上問題となる腹部の脂肪を落とすのに役立つ可能性があることが示された。
減量薬の次なる課題、体重減少の「量」から「質」へ
製薬各社、筋肉維持と脂肪減少を主眼に次世代薬を開発中
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