問aの回答から分かる
丁半ばくちの意外な期待値
〈問a〉
勝つたびに勝った分の10%を取られるという事実は、逆に言えば(当たり前だが)「負けたらテラ銭は払わなくてよい」ということである。この賭けのテラ銭(控除率)を10%だと考えた人はそこで間違っている。
ダイスの目が「丁(偶数)」か「半(奇数)」かは五分五分の賭けなので、例によって「十分な数の(架空の)試行」をおこなってみよう。「十分な数」は、この例では2回で十分である。あなたは(どちらでも同じことなので)2回とも「丁(偶数)」に1000円賭けたものとする。
同書より転載 拡大画像表示
結局、勝てば1000円が1900円になり、負けるとゼロになる。次に示すとおり、控除率は10%ではなく5%である。
丁半ばくちの期待値
=1900円÷2000円×100%
=95.0%(控除率=5.0%)
テラ銭の天引きによって
予想額は目減りする
〈問b〉
bの解答に移ろう。この問題は少々難しい部分があり、それは後で議論する。
まず、単なる期待値で考えるなら、どの丁半ゲームであれ(1回目であろうと2回目、3回目であろうと)期待値は95%である。同じ期待値のゲームを複数回おこなう場合、トータルの賭け額だけが問題となる。







